わんぷく 犬のごはん屋さんの代表である鈴木華奈さんが監修されたすぐでき&作りおきでカンタン! 犬ごはんレシピ。
自身の愛犬の病気がきっかけで手作りごはんを始めたそうです。
愛犬のこころも身体も満たされる!季節ごとに栄養バランスのとれたレシピ54品。
この本を読めば愛犬ごはんのレシピレパートリーが増えること間違いなしです。
季節別の1ヵ月献立カレンダーが便利
季節ごとに旬の食材で作る基本のごはんレシピが7日分。
季節別の健康ごはんが2種類。
この9種類のレシピでつくる犬ごはんの1ヶ月の献立シュミレーションがカレンダー形式になって季節の最初のページに紹介されてます。
この1ヵ月献立カレンダーを参考にすれば、毎日のレシピに悩むことなくごはん作りができますね。
初めての犬ごはんも楽に作ることができます。
食べる量が少ない小型犬のごはん作りも数回分を一度に作って冷凍保存するなど計画的に作れるのも献立カレンダーの魅力ですね。
他におやつのレシピもあります。
季節ごとの食材事典
季節別の簡単な食材事典があり。
スーパーで簡単に手に入れることができる食材ばかり。
食材の説明と食べさせ方や作り置きのコツなども合わせて説明してくれているので初心者さんも安心して作れます。
この本に出ている食材を使うことで、「これは犬が食べても大丈夫なの?」という心配もなくなります。
愛犬ごはんの適量がわかりやすい
この本のおすすめポイントのひとつが適量計算が簡単だということ。
材料の表示が【1食分、成犬の体重1Kg当たり】になっていることです。
犬ごはん本の多くが成犬5Kgの場合などの材料表示になっていて
「うちの子は3.5kgだからどのくらいが適量なの?」と適量計算がわかりずらく
特に初めて犬ごはんを手作りする場合の悩みでした。
この本の場合は成犬体重1kg当たり表示なので、愛犬の体重に合わせて材料が簡単に計算でき手作り初心者もスムーズに始めることができます。
注意してほしいこと
この本では基本のレシピ7日分の全てにロースト小麦胚芽と卵殻カルシウムを入れるようになっています。
不足しがちな栄養素を補うために…だそうです。
微量でも大切な栄養源なので省略せずにとなっていますが、ここは注意した方がいいなと感じました。
成犬体重1Kg当たりの材料表記は1gなので例えば10Kgの成犬の場合1食に10gのロースト小麦胚芽が必要で一日に20g食べることになります。
量ってみると10gは大さじ1杯強でした。
一日分は大さじ2杯半くらいです。
私が購入したロースト小麦胚芽は1袋200g入りで袋には「酸化しやすいので開封後は密封し早めに使用して下さい」という表示がありました。
たんぱく質やミネラルが豊富というメリットはありますが、酸化しやすい物を毎日毎食しかも10Kgのワンコが10日で1袋食べるということにとても疑問を感じます。
愛犬のごはんへの考え方は飼い主個人の差がありますので良いか悪いかは決められませんが、私はこの部分については十分に注意が必要だと感じました。
まとめ
鈴木華奈さん監修の【すぐでき&作りおきでカンタン! 犬ごはんレシピ】は季節ごとに栄養バランスのとれたレシピがたくさんあり、余計な物を入れなくても十分なレシピでした。
1カ月献立も便利に使え、適量計算も楽に出来るので初心者さんにはピッタリの本です。
愛犬の毎日ごはんに活躍してくれるでしょう。