ペットフード

ドッグフードは季節にあわせて肉の種類を変えるという食べ方

 

あなたのおうちのワンコはどんなご飯を食べてますか?

ドライフードだったり、手作りごはんだったりご飯の種類はいろいろあると思いますが肉の種類によってワンコの身体を温めたり冷やしたりする力があるって知ってますか。

季節に合う肉を食べて今まで以上に健康な身体づくりをしましょう。

身体を温める肉・身体を冷やす肉

東洋医学では全ての食材が「熱性」「温性」「平性」「涼性」「寒性」の5つの食性に分かれるとなっています。

その食べ物を食べると身体を温める力を備えている食材は「熱性」「温性」、冷やす力を備えている食材を「涼性」「寒性」、そのどちらでもない食材を「平性」といいます。

よくドッグフードで使われている肉は羊(ラム)肉・鹿肉・鶏肉・豚肉・牛肉・馬肉などですね。

多くのワンコさんがこのどれかを食べているでしょう。

羊肉は熱性、鹿肉は温性、鶏肉も温性で身体を温める力がある肉。

馬肉は身体を冷やす力がある寒性の肉。

豚肉、牛肉はどちらでもない平性の肉です。

この食材の食性を考えてそれぞれの季節にあう肉を使ったドッグフードにしてみませんか。

春に食べたいドッグフード

春は3月・4月・5月のことですが、暦のうえでは立春(2月4日頃)から立夏(5月6日頃)までのことです。

冬の寒さからだんだんと温かくなってくる春には温性か平性の肉。

豚肉や牛肉、温性の中では鶏肉がおすすめです。

夏に食べたいドッグフード

夏は6月・7月・8月のことですが、暦のうえでは立夏(5月6日頃)から立秋(8月8日頃)までのことです。

暦のうえでは秋ですが8月は一年で一番気温が高い時でもあります。

この時期におすすめなのは涼性・寒性の肉、馬肉のドッグフードがおすすめです。

身体を冷やしてくれる食材を上手に食べて暑い夏を乗り切りたいですね。

ただし、1日中クーラーで冷えた部屋にいるワンコさんは食べ物での冷やしすぎに注意が必要です。

秋に食べたいドッグフード

秋は9月・10月・11月のことですが、暦のうえでは立秋(8月8日頃)から立冬(11月8日頃)までのことです。

少しずつ陽があたる時間が短くなり、涼しくなってくる頃です。

最近は10月初めまで気温が高い日が続くこともあります。

朝晩の気温差が激しくなる季節でもあります。

そんな秋には涼性から平性、温性の肉がおすすめ。

涼性の肉にはウサギの肉や合鴨などがありますが、ドッグフードではあまりみかけないですね。

冬に食べたいドッグフード

冬は12月・1月・2月のことですが、暦のうえでは立冬(11月8日頃)から立春(2月4日頃)のことです。

日差しが弱くなり、寒さが厳しくなってきます。

冬にピッタリな肉は身体を温めてくれる温性から熱性の肉、鹿肉や羊肉がおすすめですが、羊肉は大熱と言われるほど身体を温める肉なので、東北や北海道などの雪国に暮らすワンコさんたちにはちょうど良くてもそれ以外の地域に住むワンコさんは身体を温めすぎてしまう場合もあります。

一日中暖房がガンガンの部屋で過ごすワンコさんは食べ物での身体の温めすぎは要注意ですよ。

なぜ季節にあった肉がよいか?

ワンコを家族に迎えて8年になりますが最初の6年間はドッグフードの時も手作りごはんの時も肉の種類を気にせずに食べさせてました。

真冬に半解凍の冷たい生の馬肉を食べさせていたり、反対に真夏に鹿肉を食べさせたりをずっと続けてたのです。

長い間涙やけに悩み、耳が汚れてかゆがるのを解決出来なかったりが食べる肉を変えたことで改善することが出来ました。

肉以外の食材も身体を温める、冷やす、どちらでもないという食性がありますが、ドッグフードの肉の割合は多いのでまずはここから変えてみてくださいね。