カリカリごはんと呼ばれるドライフード。
水分がほとんどないごはんです。
持ち運びが楽、保存期間が長いなど良い部分もたくさんあります。
が、食べる時にやってはいけないこと、やらない方がいい事もたくさんあります。
その１ ドライフードそのまま食べさせてはダメ！
ドライフードを食べているワンコのほとんどがドライフードをそのままお皿にザザッと出してそのまま食べているはずです。
これはダメ！
まずは湯通ししてドライフードについている酸化した脂を落として下さい。
その時に食べる分量のドライフードをザルにいれて熱湯をかけてフードについている酸化した脂をとりのぞきます。
ドライフードは袋を開けた瞬間から酸化が始まります。
海外から輸入されるドライフードは袋を開ける前から酸化が始まっている場合もあります。
酸化した脂は体にはとても悪い物。
脂は口から入って胃、小腸を通りリンパ管を通ってそのまま心臓に運ばれてしまいます。
肝臓を通らないのでデトックスされずそのまま心臓へ行き全身に回ってしまいます。
酸化した脂を落としてから食べないと、体にとても悪い脂が毎日毎日心臓に送られそのまま全身に回ってしまうのです。
どんなに高級なドライフードを食べていても同じです。
湯通しして酸化した脂を取り除かなければ同じように酸化した脂は全身に送られてしまうのです。
全身に回ったあとにようやく肝臓へいきデトックスされます。
それでいいですか？
大切な愛犬が健康で元気に毎日過ごし長生きできるようにぜひ脂落としして下さい。
その２ ドライフードをカリカリのまま食べさせている
多くの人はカリカリのままお皿に入れて食べさせてはずです。
そしてワンコもポリポリとそのまま食べるか飲み込み食べをしていますね。
これはダメ！
ドライフードは湯通しして酸化した脂を取り除いたあと、水かお湯を入れてふやかしてから食べさせて下さい。
フードの隣に水も置いてあるし飲んでるから平気でしょ・・・と考える人が多いですが水は飲んでから約1時間くらいで胃を通過してしまいます。
食べ物は胃を通過するまでに３～6時間くらいかかるためフードと一緒に水を飲んだとしても水だけが先に通過してしまい消化に必要な水はもうそこにはないのです。
食べ物をちゃんと消化して吸収するためには水が必要です。
消化酵素が正しく働くためにも腸内細菌が生きるためにも胃や腸が消化吸収のために動くのもすべて水があるから。
体にストレスを与えることなく消化吸収するためにドライフードは必ずふやかしてから食べさせて下さい。
健康で元気なワンコの場合は体内の保水状態をすぐに元通りにできます。
ただ、消化吸収に必要な水をいつでも体内から取っている状態が続くと体内は乾いてしまいます。
体が乾燥したことで熱がこもり、それがやっかいな病気へと変わっていくのです。
ドライフードは必ず湯通しして酸化した脂を落とした後、たっぷりの水かお湯でふやかしてから食べさせて下さい。
その３ ドライフードの上に肉のトッピングをする
ドライフードだけだと食べないから。
肉がトッピングされていると喜んで食べるから。
ドライフードだけだとかわいそうだから。
さまざまな理由でドライフードの上に肉をのせて食べさせている飼い主さん多いのではないでしょうか。
これはダメ！
ドライフードはそのほとんどが肉です。
肉の上に肉のトッピング。
これではたんぱく質も脂質も摂りすぎ。
食べ過ぎです。
もしドライフードの上に肉をのせたいなら、のせた分のドライフードは減らして下さい。
キチンと計算すると肉の量とドライフードの量は同じではありませんが、わかりやすく簡単にできるのでのせた分を必ず減らします。
何かをのせたいなら煮た野菜を細かくして煮汁と一緒にかけてあげましょう。
ドライフードは食物繊維も少ないしビタミン類も失われているので野菜のトッピングでその両方が補えます。
その４ ドライフードにオイルをかけて食べさせている
ワンコにはオメガ３などのオイルが必要・・・という話が多いです。
あなたもドライフードにオメガ系のサプリメント追加していませんか？
フィッシュオイルやアマニオイルかけていませんか？
これはダメ！
ドライフードには十分すぎる脂がありますからフィッシュオイルをかけたりオメガ3などのサプリメントを一緒に与える必要はありません。
フードの脂だけでも多すぎるのに、追加でオイルをプラスしたら良い事なんてひとつもありません。
外耳炎、脂漏症、皮膚炎など脂が多すぎてなってしまう症状たくさんあります。
脂肪腫になることもあります。
ドライフードを食べているワンコにはどんな種類のオイルも必要ありません。
オリーブオイルで炒めた野菜をトッピングもダメですよ。
その５ いつでも同じトライフードだけ食べている
うちの子のお気に入りのフードだから・・・
このドライフードしか食べないから・・・
こんな理由で長い間同じドライフードだけ食べ続けていませんか？
これはダメ！
同じドライフードだけだといろいろな種類の腸内細菌が育ちません。
体のためにも免疫をつけるためにもドライフードは同じ物ばかりでなく違うメーカーや種類のフードを食べさせましょう。
フードローテーションは必須です。
まとめ
１．ドライフードは湯通しして酸化した脂をとりのぞく。
２．ドライフードはふやかしてから食べる。
３．ドライフードに肉のトッピングはしない。
４．ドライフードにオイルはプラスしない。
５．ドライフードはいろんな種類を食べる。
少しだけ手間をかけることで毎日の食事が変わります。
愛犬への食事による負担も減ります。
いつまでも健康で元気に過ごしてもらえるよう酸化した脂を取り除きふやかしてから食べさせるをぜひ試してみて下さい。
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