食材を入れる順番を守るだけで簡単にできる。
さらに出来上がった重ね煮は飼い主さんも一緒に食べることができてすごく便利な調理方法です。
簡単美味しい重ね煮野菜をぜひ作ってみませんか。
用意するもの
野菜の水分だけで調理します。
焦げ付きそうな場合は少し水を入れてもOK。
蒸気が逃げないようにフタに穴があいていない鍋を使います。
フタがガラス製などで鍋のまわりから蒸気が逃げないもので調理します。
塩は味付け用ではありません。
野菜のうまみを引き出すために使います。
食材の陰性・陽性とは
食材の陰性・陽性は東洋の考え方で、すべての物が陰と陽にわけることができるというところからきています。
・身体をゆるめ冷やすもの
・水気の多いもの
・上へ向かって伸びていくもの
・暑い地域で採れるもの
陰性の食材
・身体を引き締め暖めるもの
・水気の少ないもの
・下へ向かって伸びていく力を持つもの
・寒い地域で採れるもの 陽性の食材
例えば大根の葉は陰性の野菜、いつも食べている白い方は陽性の野菜になります。
食材の陰陽についてはこちらのサイトが見やすくおすすめです。
食材の重ね方
鍋の底に陰性食材、上に向かって順番に陽性の食材を入れます。
上になる食材 陽 | 肉・魚介類 |
---|---|
穀物・加工品 | |
根菜類 (にんじん・大根・ごぼう など) | |
いも類 (じゃがいも・さつまいも など) | |
葉菜類 (ブロッコリー・小松菜・キャベツ・白菜 など) | |
果菜類 (トマト・なす・きゅうり・ピーマン など) | |
海藻類 (ひじき・わかめ・昆布 など) | |
下になる食材 陰 | きのこ類・こんにゃく (しいたけ・しめじ・えのき など) |
この順番で食材を重ねて煮ると鍋の中で対流がおき陰陽のバランスがとれた美味しい料理がでるなんて不思議ですね。
野菜の重ね煮の作り方
- 用意した鍋にパラパラと塩をふります。
- 食材は陰性のものが鍋の底になります。
用意した食材を陰性のものからカットすると効率よくできます。
- カットした食材を鍋に均一になるように広げます。
- 用意したものすべてを同じようにカットし重ねていきます。
- 全て重ねたら塩をパラパラと全体にふります。
- フタをして弱火で30分から40分いいにおいがしてきたら完成です。
切り方に決まりはありませんが細く切って作ると他の料理にアレンジしやすいです。
なすとピーマンとトマトを入れるなど同じグループの野菜はどの順番でも大丈夫です。
重ね煮をワンコが食べる時の注意点
野菜を食べたことがないワンコの場合・出来上がった重ね煮野菜をみじん切りにし、ひとつまみ食べさせる。
・食べたあとの体調をよく観察する。
・うんちの状態をよく観察する。
初めて食べた時は軟便や下痢になる場合もあります。
下痢が止まらない時は野菜を食べることを中止にして下さい。
いつも野菜を食べてるワンコの場合
・煮た野菜や生野菜を毎日食べてるワンコはいつもと同じように食べて大丈夫です。
野菜の量を増やしたいときは
・ひとつまみの野菜を食べて1週間程度様子をみます。
・体調・うんちが良好な場合は少し野菜を増やします。
・さらに1週間程度様子を観察し、体調・うんちが良好ならもう少し増やします。
というようにいきなり多くの野菜を食べさせずに少しずつ増やしましょう。
愛犬の体調、体型、うんちの状態をいつも観察し注意しましょう。
消化できない野菜が多い場合は野菜のカットをもう少し小さくしてみたり、野菜の種類を変更してみるなど調整します。