手作り犬ごはん

【手作り犬ごはん】初心者でも簡単にできる Lesson2

犬の手作りごはんの始め方Lesson2ではドライフードを肉や魚に変えていく方法をお伝えします。


どんな肉や魚をどのようにどのくらいの量を食べさせたらよいのかいろいろな意見がありますが、肉も魚も少しずつ変えていくのは野菜と一緒です。

 

ゆっこ
ゆっこ
Lesson1では野菜スープをドライフードの上にトッピングすることから始めて慣れていきましょうというお話をしました
のんちゃん
のんちゃん
次は肉や魚を変える方法だよ
トイプードル
【手作り犬ごはん】初心者でも簡単にできる Lesson1 ≪これから愛犬ごはんを手作りにしたいと思っている人へ≫ 簡単にできる犬の手作りごはんの始め方があります。 ...

【犬の手作りごはん】必要な肉や魚(たんぱく質)の量

最初に必要な肉や魚の量を知ることですが、手づくりごはんに必要なたんぱく質量を知る計算方法はとても複雑です。
毎日計算することはできないし、またする必要もありません。

我が家も計算方法は学びましたが毎日のごはんは計算して決めてはいません。

同じ体重のワンコでもそれぞれのワンコで必要量は変わります。
同じ犬種のワンコでもみんな同じではありません。

1回のごはんに必要な肉や魚の量の目安は
・5Kgのワンコで 50gから60g位
・10Kg のワンコで 90gから100g位
最初はこのくらいの量から始めてみましょう。

【犬の手作りごはん】肉の選び方

手作りごはんで大切な肉はどうやって決めればよいのでしょうか。

・羊肉・鹿肉・鶏肉(ムネ肉、モモ肉、ササミ、手羽先など)・豚肉・牛肉・馬肉
スーパーや通販で手に入れやすい肉はこの6種類だと思います。

その中でおすすめしているのはこのお肉です。

初めてごはんの肉は
・鶏ササミ肉
・鶏ムネ肉
・豚ヒレ肉

なぜこちらの肉が良いのでしょうか。

鶏ササミ・鶏ムネ肉・豚ヒレ肉をおすすめする理由

犬薬膳の考え方で食材にはそれぞれ食べると身体を温める物、冷やす物、どちらでもない物があります(熱性・温性・平性・寒性・涼性)。

・羊肉 身体をとても温める
・鹿肉 温める
・鶏肉 少し温める (本により違いがあります)
・豚肉 どちらでもない
・牛肉 どちらでもない
・馬肉 身体を冷やす

初めての肉選びはこの中の鶏肉か豚肉・牛肉から選ぶのが良いでしょう。
身体を温めすぎたり、冷やしたりしない肉であること、どこでも購入できること、家族ごはんと共通で使えるので無駄なく使えることなどが理由です。

中でも鶏のササミは高タンパク、低脂肪で消化・吸収が良いので初めての犬ごはんの肉にピッタリな食材。

鶏ムネ肉も高タンパクで皮をとってしまえば脂肪分は少ないので使いやすいです。

また、豚肉を使う時はヒレ肉がおすすめです。
こちらも高タンパク、低脂肪です。
ヒレ肉はビタミンB1が多く含まれています。

お肉をあげる時の注意点としてできるだけ脂肪が少ない肉がおすすめです。
市販のひき肉は脂肪がどれ位入っているのか分かりづらいためあげるのを控えます。

豚肉は部位により脂肪の量がかなり違います。
バラ肉や豚小間などは脂肪が多いためやめた方がいいでしょう。

【犬の手作りごはん】魚の選び方

魚も種類によって身体を温める物、冷やす物、どちらでもない物があります。
スーパーなどで購入しやすい魚はどちらでもないものか温めるものが多いのでどの魚でも使いやすいです。

骨は小骨を含めて全て取り除いた方がよいので初めての犬ごはんには切り身を利用すると良いでしょう。
サーモンやタラ、ブリ、かつお、まぐろなどどの魚もおすすめです。

魚の調理がめんどうだなという時はサバ水煮缶やサケ水煮缶など缶詰が便利です。
ドライフードにトッピングの時、汁は入れずに身だけ使います。
完全手作りになった時には汁も全部野菜スープの中に入れましょう。

缶詰の良いところは手軽に骨まで全部食べられることです。

自分でまるごと魚を調理する時は頭と内臓を取り除き、圧力鍋などで調理し出来上がりの魚の骨がきちんとやわらかくなっているか必ず飼い主が試食してください。

調理時間が短いと骨が硬いままの場合があります。

おすすめの魚
・サーモンなど切り身の魚
・サバ水煮缶など

 

【犬の手作りごはん】肉と魚の調理方法と食べる時の大きさ

肉と魚は茹でる、煮るか焼いて食べさせます。
焼くときになるべく油を使わないようにしましょう。

茹でたり煮たり焼いたりしたものを食べさせる時は小さく切ってから与えます。

よく噛んで食べてくれるワンコもいますが、丸呑みしてしまう場合が多いのでなるべく小さく切って下さい。

小さい方が消化もしやすいです。

多頭飼いの場合は肉や魚は別に調理して食べる時にきちんと計って与えます。

1頭しかいない場合は1日に食べる量の肉や魚を野菜と一緒に煮込んで、2回に分けて食べても大丈夫です。

ドライフードを肉や魚に変える方法

野菜と同じく少量ずつ変更します。

ごはんのメインであるタンパク質を変更するのでドライフードを減らしながら肉や魚に変更していきます。

10g、20gと少しずつ変更するのがおすすめです。

少しずつウンチの状態や体調を見ながら焦らずに変更していきます。

老犬や長い間闘病生活を送ってきたワンコや長く薬を飲んでいるワンコは特に慎重に少量から変えていくことをおすすめします。

今回のポイント

  1. 肉や魚も少量から変更
  2. 調理方法は茹でるか焼くがおすすめ
  3. 愛犬の様子をよく観察
  4. 愛犬が喜んで食べてくれてうれしくても一度に大量に与えない
  5. ウンチの状態が今までと少し変わってもあわてずに経過をみる
  6. 下痢の状態が何日も続く場合は手作りごはんは中止する

焦らず・慌てずゆっくり進んでいくことは愛犬の身体を慣らすために必要なこと。

初めて食べる物にとっても慎重なワンコもいるので時間をかけて変更してくださいね。

ここまでくると、ドライフードに野菜スープから肉や魚に野菜スープに変更して少し時間が経って変化が出始めたワンコも増えたのではないでしょうか。

愛犬に嬉しい変化ありますか?

 

 

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