その後の生活で気を付けていることがいくつかあります。
やったこととやめたことをまとめました。
アロペシアXと診断されてやったこと
水分摂取・補給の管理
おなかの調子を整える
散歩は毎日朝晩2回最低30分以上
水分摂取・水分補給
絶対に治すぞ!と決めてからいろいろなセミナーやオンラインセミナーを受講しました。
その中の東洋医学の考え方で「髪は血の余りでできている」といわれる血と髪の関係。
血と髪はとても深い関係なのだそうです。
血流が悪いと髪に栄養が行きわたらずに抜けやすくなることがある・・・
という事を知りました。
これってワンコの被毛でも同じことが言えるなーと。
血流が悪い、血が不足している、血がドロドロの状態になっている・・・
こんな状態だとしたら今よりもっと抜け毛が進行してしまうかもと考えました。
別のセミナーで水分摂取が重要だと知ります。
いつでも体内が水で潤っている、保水できている状態にしておくのがよいということでした。
そして血や体液などにも水は大きく関係しているという事実。
血を増やす、サラサラの血液にする、血流をよくするというのは体内の水分が不足していたらできない。
水分が不足しているとワンコの血もドロドロになるのだということ。
さらに食べた物の消化吸収にも水が大きくかかわることがわかりました。
いろいろなことがわかったので、水分補給はきちんと管理して飲ませることにしたのです。
ワンコが水を飲みたい時に飲む以外に朝晩のつゆだくご飯、2時間から3時間ごとに水分補給。
ドライフードにはぬるま湯を入れてふやかし、さらにぬるま湯を足しつゆだくご飯にしました。
あなたは自分の愛犬が一日にどれくらいの水分を摂っているか知っていますか?
愛犬が飲みたいときに飲む・・・というのであればたぶん水分不足です。
一度どれくらい飲んでいるか量ってみてください。
ワンコが自由に飲むだけでは必要水分量と比べてかなり水分が少ないと思いませんか?
水分摂取量とアロペシアXの関係がどこまであるかわかりません。
ただ水分補給を適切にしていると体のために良いという事がよく理解できたので、こまめな水分補給を続けています。
一回に飲ませる量は30~50㎖くらい。
小さいトイプードルなのでこのくらいの量ですが、中型犬・大型犬ならもう少し多くてもいいと思います。
一度に大量に飲ませることはNGです。
水では飲まない時もあるので、ヨーグルトを少し混ぜたりやぎミルクや鶏肉のゆで汁など工夫はしています。
おなかの調子を整える
お腹の状態が整っていないとサプリメントを与えてもそのまま全部出てしまい全く効果が感じられないという事もわかりました。
食べ物が口から入って送られていく胃・小腸・大腸。
これらの臓器の状態を整えておかないとより良い状態で消化と吸収が行われない。
善玉菌と悪玉菌のバランスを上手く整えて腸内環境がいつでも良い状態でいられるように、毎日の食事に入れる野菜の種類や食べさせ方などを工夫。
食べ物の種類が変わるだけでお腹の中の菌叢も変わるそうです。
さらにビオフェルミンやヨーグルトなどの乳酸菌を毎日少しずつ摂っていいウンチが出るように調整しました。
SNSでもおすすめのサプリメントが全く効果なしだったというワンコがたくさんいました。
もちろんサプリがその個体に合わなかったということもあるでしょう。
セミナーで体をきちんと整えていなければせっかく良いサプリメントを食べさせてもダダモレ状態で何の意味もありません・・・と言われたのがすごく心に引っかかっていて、整えるって大切なんだなと改めて思ったのです。
毎日の散歩
毎日散歩に行くことで筋肉もつき代謝もあがる。
水分補給をきちんとしても運動しなければムクミになってしまう場合もあるということも分かりました。
アロペシアXになってしまうワンコはポメラニアンやトイプードルなどの小型犬に多いです。
小型犬はペットショップなどで散歩に連れて行かなくても室内を歩いているだけで運動になるなどと言われることもあり、散歩に行っていないワンコもたくさんいるでしょう。
散歩に行くのは週に一度だけなんて場合もあるかもしれません。
散歩に毎日行っていなかった飼い主さんはぜひ散歩に行って下さい。
太陽の光を浴びることも大切ですし、外を歩けば坂道ありデコボコがありで室内を歩くだけでは使わない筋肉も使います。
たくさん歩いて体力と筋肉をつけて代謝のよい身体づくりをして下さい。
ワンコの地肌は紫外線にとても弱いので散歩の時は洋服を着せて地肌を守りましょう。
アロペシアXと診断されてやめたこと
ジャーキーなど乾燥したおやつはやめる
ドライフードをそのままの状態で食べることはやめる
体を熱化させるたんぱく源をやめる
食事を改善する中で食材の食性が体をすごく温める肉・・・ラム肉や鹿肉はやめました。ドライフードも手作りごはんもやめました。
特にラム肉はすごく温める食べ物で体を熱化させてしまうと調子が悪くなるので少しでも入っている物はやめました。
ドライフードの中にはメインの肉は牛肉や鶏肉なのに表示をよく見るとラム肉や鹿肉が入っているものがあるので注意が必要です。
そして、食事に含まれる脂を極力控えるようにしました。
ドライフードならできる限り脂質が低い商品を選び、手作りごはんの時は茹でて肉の脂は落とすようにしています。
アロペシアXに効果があると言われたDHA,EPAなどもサプリメントで摂ることはせずにサーモンなどを食べるようにしています。
ジャーキーなど乾燥したおやつをやめる
ジャーキー系のおやつを一切やめました。
これは素材に関係なく全てやめました。
ジャーキーは消化する時に体内の水分をたくさん使うことになると知ったからです。
ボーロやクッキーなどのおやつもやめました。
こちらも水分をたくさん吸収するからです。
間食はきゅうりやレタスなどの野菜になりました。
すいかや梨のこともあります。
例外はお留守番の時にもらえるおやつだけ。
このおやつを食べる時イコール留守番になっていて留守番の合図の役割もあるのでそのまま使っています。
ドライフードをそのままの状態で食べない
ドライフードは水分をほとんど含みません。
私もそうだったのですが、多くのワンコがそのままかフードに水やお湯などをかけた状態で食べていると思います。
この食べ方だとドライフードを消化するのに体内の水分をたくさん必要とすることがわかりました。
フードと一緒に水を飲ませているから問題ないよね?と思った方もいるでしょう。
水分と固形物では胃を通過していく時間が違うのです。
一緒に飲ませた水分はさっさと1時間以内に胃から出て行ってしまいます。
残った固形物のドライフードは体内の水分を使いながら細かく柔らかくなり胃から次の臓器へ送られていくのです。
何も知らないでドライフードをそのまま食べさせていたら、体の中はどんどん干からびた状態になってしまうということが分かったのです。
ドライフードはお湯などでふやかしてから食べる。
フードが水分をちゃんと吸った状態で食べることで体への負担を減らします。
まとめ
これといった治療方法がないアロペシアX。
いろいろ試して愛犬に合う改善方法をみつけることは大変ですが、なかなか変化がなくても続けていくことが大切だと思います。
我が家の場合は特に水分補給が合っていたようです。
元の状態まであと少しと感じるところまできました。
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